乳癌検診応援ブログ
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ホルモン補充療法  (更年期障害の基礎知識 その16)

2009年10月11日
250PV

ホルモン補充療法についての勉強をしましょう。
しっかりと勉強することによって、副作用対策を冷静に分析できるようになります。

<更年期障害の治療>
―薬物療法―
○ホルモン補充療法(HRT)
ホルモン補充療法はエストロゲン欠乏に起因する諸症状に有効であり、逆にこれで効果がみられる症状は更年期障害とすることもできる。
明らかなエストロゲン欠落症状が存在する場合にはHRTが第一選択である。
適応としては、ホットフラッシュなど重症な血管運動神経障害や、尿道膣粘膜の炎症症状の治療、および骨粗鬆症の予防などである。
2002年のWHI(Women’s Health Initiative)の大規模無作為前向き臨床試験の報告以来、HRTの有用性よりも有害事象が強調されたが、その結果に疑問が投げられ、直接日本人に適合するか否か慎重であるべきとの意見もある。
リスクとベネフィットのバランスを適切に評価し、一人一人について個別に決定すれば、HRTは依然として中高年女性の健康保持の治療薬剤として重要な役割を有するものと考えられる。
“「更年期症状(障害)の基礎知識 」 
東京慈恵医科大学 産婦人科学講座 落合 和徳 先生
Mamma 62 2009年8月号 (Breast Cancer Update from AstraZeneca)
企画・発行:リノ・メディカル株式会社“     より引用

ホルモン補充療法は現在乳がんと闘っている患者様と過去に乳がんを経験している方に対しては、絶対におこなってはいけない治療です。
いわゆる禁忌といいます。
ですが、更年期障害で悩まされている患者様においては、救いの治療なのです。
あらゆる病気に色々な治療があり、それぞれに副作用があります。
すべての病気を一つの薬剤で解決できればそれが一番良いのですが、人間の体は色々なシステムが入り乱れて構成されていますので、なかなか簡単には解決できません。
大きな目で体全体を見つめて、何を一番に解決するべきかを見つけるのが主治医の役割です。
そして、その主治医を見つめて、御自分にふさわしい医師かどうかを見極めるのが、患者様の役割であり特権です。
そう思いますよ。
さて、アメリカの現代史の続きです。
ビリージョエルの大ヒット曲
“We didn’t start the fire.”
を教材にしています。
これは、年代ごとの重要項目をラップのように羅列している曲です。
収録アルバムは
ピアノ・マン:ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ビリー・ジョエル
ビリージョエルの曲の冒頭部分から引用しました。

1953
Joseph Stalin
Malenkov
Nasser
Prokofiev
Rockfeller
Campanella
Communist Bloc
Billy Joel “We didn’t start the fire”より抜粋引用

1953年
Joseph Stalin
ヨシフスターリン
ソビエト連邦共産党書記長。
1953年3月1日 暗殺を免れるためにたくさん用意していた同じ形の寝室の一つに入り鍵をかけたスターリンは、翌日の朝になっても起床せず、唯一鍵を開けられる警備責任者によって異常を発見されたが、脳梗塞のため3月5日死亡。
でも、暗殺説もあります。
有名な政治家は常に命を狙われています。
いつも張り詰めた環境の中で生活していくことはきっと苦しいことだと思います。
でも政治家は少なくとも人々の幸せを願って政治家になっていることでしょう。
人々の幸せのためには、自分の命を削ることさえいとわないものなのだと思います。
政治家の皆様の気合いには頭が下がります。
医者も負けていられませんね!
→うーん、でもそれって勝ち負けではないよね!それぞれが自分の役割を考えて、その役割に向かってやるべきことをやっていけば良いんだよね!!ってクリッククリックお願いできますか。いつも応援クリックをどうもありがとうございます。心より感謝申し上げます。
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