乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

素敵な味方。

2009年11月17日
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最近、その必要性が高まってきている検査として、乳房MRIがあります。
今日は少しだけ乳房MRIについての話題です。

乳房MRIの目的は、乳房内の病変に関して信頼性のある評価を得ることである。
現在、乳房MRIは乳がんの標準的な診断手技、すなわち臨床検査、マンモグラフィーおよび超音波の補助的検査として主に用いられている。
乳房MRIの感度は通常非常に高いが、特異度は全ての乳房画像診断法と同様に、多くの要因、例えば読影者の経験、適切な技法の使用、および患者群の構成などに左右される。
乳房MRIを施行すると、鑑別診断のためにMRガイド下intervention(処置;yasuu 注釈)を必要とする、MRIでのみ検出される疑わしい病変に常に遭遇するので、MRIガイド下生検もおこなえる施設、またはこの種の生検が実施できる施設と密接に連絡が取れる施設でのみ乳房MRIをおこなうべきである。
“欧米における乳房MRIのガイドライン” 
監訳 乳腺MRI・Intervention研究会より抜粋引用

乳腺MRIは、マンモグラフィーやエコーでも捉えられない腫瘤を見つけることができる場合があります。
最近は片側の乳腺のしこりで乳腺外来を受診された方が、もう片方の乳腺にもMRIで腫瘤が確認され、超早期乳がんが見つかる場合が増えています。
ですから乳がんの手術前には、必ず乳腺MRI検査も私たちはおこなうようにしております。
大変な病気になる前に、病気を見つけて治療する。
乳腺MRIは女性の素敵な味方なのですね。
私も皆様の味方であり続けたいと思っています。
素敵かどうかは別の話ですけど・・・。
でもMRIってどんなことをするのか分からないから不安だわ!
噂では「ビンビンビン」とか、「かたかたかたっ」とか音がするんだよね!
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