乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

だんなさんをあきらめないで。

2009年12月12日
277PV

すっかり奥様にあきらめられちゃってる旦那様って多いですよね。

<ご質問>
乳がんになったら夫とどう向き合えばよいのでしょうか?
<お答え>
女性が乳がんになったとき、
「夫に迷惑をかけたくないから、夫には病気のことをあまり話さない。」
という方がいます。
しかし、このような場合、夫は患者さんの状況を十分理解していないがために逆に不安になり、
「そんなことは体に負担がかかるからやめた方がよい。」
とか、
「風邪をひいたら大変だから出来るだけ外にでないように。」
といったように過剰に反応し、それが患者さんにも伝わり、
家族全員が心身ともに疲れてしまうことがよくあります。
病気の経過の中ではあまり良くない情報もあるかもしれませんが、
病気の現状や治療について、夫と情報を共有し、
理解してもらうことが重要です。
一方で、
「夫は自分の気持ちを理解できないだろう。」
とか、
「理解してくれない。」
と感じる場合もあるかと思います。
気持ちを分かってもらうことはなかなか難しいものですが、
自分の感じていること、
病気への不安や悩みなど自分の心の内を、
まずは話してみることが大切です。
そして。お互いの気持ちを語り合ったり、
相手に希望することを伝えたりするとよいでしょう。
“患者さんのための乳がん診療ガイドライン 2009年版” 日本乳癌学会編
金原出版株式会社 より抜粋引用

旦那様に相談するのをあきらめてしまってはいけません。
相手を困らせてしまうから何も相談しない。
これは結果的に、あとで相手を、そして自分自身を、
何倍も、何百倍も、
困らせてしまうことになりかねません。
一緒に悩んで、もがいて・・。
それが夫婦だと思います。
もちろん家族も一緒。
そして、恋人だって一緒です。
これから一緒に歩いていける人なのかどうか。
全てをさらけだすことは、
ひとつの答えが出そうで、
こわいことかもしれません。
でも全てをさらけださなければ、
ずーっと一緒に歩いていくことはできないでしょう。
こんな私は見せられない。
本当の姿は隠しておこう。
病気も隠しておこう。
そんな風には思わないでね。
ひとりでずーっと悩み続ける女性が多すぎます。
そして気づいてあげられない男性が多すぎます。
もっと、もっと、もっと、
大好きな相手の些細な変化に、
お互いに目を向けて、
大きな愛で包んであげましょうね (*^_^*)
愛の形は色々だよね。
でも相手を思いやる気持ちこそが愛なんだと思う!
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