乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

冬の未明に奇声が・・・?

2009年12月21日
226PV

この季節になると思い出す出来事があります。

<ご質問>
ホルモン治療の働きは?
<お答え>
乳がんには、エストロゲン(女性ホルモン)をエサとして増殖するものと、そうでないものがあります。
ホルモン剤は体の中で作られる女性ホルモンであるエストロゲンを減らしたり、乳がん細胞内のエストロゲン受容体とエストロゲンの結合を邪魔することで、がん細胞の分裂増殖を防ぎます。
手術後にホルモン療法をおこなうことで再発が半分ほどに減ります。
“患者さんのための乳がん診療ガイドライン 2009年版” 日本乳癌学会編
金原出版株式会社 より抜粋引用

ホルモンを食べて元気が出るがん細胞と、
ホルモンを食べても元気にならないがん細胞が存在します。
ホルモンを食べて元気がでるがん細胞には、
ホルモンを目の前に置かないこと、
そして、
ホルモンを口に運ぶのを妨害すること、
それが大事です。
冬と言えば寒稽古ですね。
私は中学生のころ、坊主頭で剣道をしていました。
冬には泣きながら早朝の寒稽古に向かっていました。
真っ暗な冬空の中を、星を見ながら道場に向かう。
なんて我慢強い子なんでしょう (^_^)v
剣道は
「イヤー!」
とか
「ワー!」
とか
「グワー!」
とか
気合いを発します。
敵を目と声で威嚇しスキをつくる。
敵が動き出すより一瞬早く相手に切り込む。
敵の弱点を一瞬で見抜く。
がん治療も、がんの弱点を的確に攻撃することが大事なのですよね。
がんをやっつけるには、歯をくいしばって自分と闘わなければいけない瞬間もあります。
そんな時には、
昔泣きながら頑張った自分の姿を思い出して見てね (*^_^*)
でもさすがに「グワー!」っていう人はいないでしょ (^_^;)
・・・・ま、まさか。yasuu、あなたなの?
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