乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

クリスマスイブイブイブ!

2009年12月22日
216PV

大学生の頃は今日あたりからクリスマスを口実に、
みんなでパーティーをしていましたね。

<ご質問>
ホルモン治療は誰にでも効くの?
<お答え>
ホルモン治療の効果が期待できるのは、エストロゲンを取り込んで増殖する性質を持った乳がんで、乳がん患者さん全体の60~70%です。
エストロゲンをエサにして増殖する細胞は、
「エサを取り込む口」である「ホルモン受容体」を持っています。
従って、ホルモン療法が効くかどうかは、
ホルモン受容体(エストロゲン受容体とプロゲステロン受容体)の有無
を調べればわかります。
手術で切除した乳がん組織を調べて、
エストロゲン受容体かプロゲステロン受容体(エストロゲンの働きによってつくられる受容体)
の少なくともどちらか一方があれば、
ホルモン受容体
「+」
または
「陽性」
あるいは
ホルモン感受性「あり」
といい、
ホルモン治療が有効です。
どちらもなければ、
ホルモン受容体
「-」
または、
「陰性」
あるいは
ホルモン感受性「なし」
といいます。
ホルモン受容体が陰性の場合は、ホルモン療法の効果は期待できないためおこないません。
“患者さんのための乳がん診療ガイドライン 2009年版” 日本乳癌学会編
金原出版株式会社 より抜粋引用

患者様から、
「最新の治療のことも知りたいけど、乳がんの基本的なことも知っておきたい。」
という鋭いご意見をいただきました。
そうなんです。
乳がんについては、分かっていないことが実はたくさんあります。
分かっていることに関しては、治療方針が立てられるのですが、
分かっていないことについては、まだ作戦を立てることはできません。
これからも、基本的なことを御一緒に学んでいきましょうね。
街はクリスマスのイルミネーションであふれています。
クリスマスソングも良い感じです。
お肉屋さんでは、私の大好物の鶏のもも肉が並んでいます。
わくわくしちゃいますね。
でも、何だかせつない気持ちもわき上がってくるのは、
きっと“マッチ売りの少女”を思い出すからですね。

年の瀬も押し迫った大晦日の夜、小さな少女が一人、寒空の下でマッチを売っていた。マッチが売れなければ父親に叱られるので、すべて売り切るまでは家には帰れない。しかし、人々は年の瀬の慌ただしさから、少女には目もくれずに通り過ぎていった。
夜も更け、少女は少しでも自分を暖めようとマッチに火を付けた。マッチの炎と共に、暖かいストーブや七面鳥などのごちそう、飾られたクリスマスツリーなどの幻影が一つ一つと現れ、炎が消えると同時に幻影も消えた。
流れ星が流れ、少女は可愛がってくれた祖母が「流れ星は誰かの命が消えようとしている象徴なのだ」と言った事を思いだした。次のマッチをすると、その祖母の幻影が現れた。マッチの炎が消えると、祖母も消えてしまうことを恐れた少女は慌てて持っていたマッチ全てに火を付けた。祖母の姿は明るい光に包まれ、少女を優しく抱きしめながら天国へと昇っていった。
新しい年の朝、町の人々が見つけたのは、マッチの燃えかすを抱えて幸せそうに微笑む、少女の小さな屍であった。
Wikipedia “マッチ売りの少女”より引用

ごめんなさい。
何となく寂しくなってしまいますね。
でも、一人で闘っている人、苦しんでいる人に、
もっともっと人々は気づいてあげなければいけないよ、
ってアンデルセンは教えてくれているのでしょうね。
うー、それにしても胸がきゅんとなるー (T_T)
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