乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

ザンクトガレン 2009 part2

2009年07月14日
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本日も英語の勉強をしながら乳腺のお勉強もできるという奇跡のような時間がはじまります。
一語一語噛みしめながら読んでみると、何となく雰囲気が伝わって来るような気がします。
ただし渡辺亨先生の和訳がそばにあるのが大前提ですが・・。
本日も渡辺亨先生に感謝申し上げます。

Indications for cytotoxic adjuvant therapy were refined , acknowledging the role of risk factors with the caveat that risk per se is not a target.
リスク因子の役割として「リスクそれ自体は標的ではない」ことを認識することによって術後療法における細胞毒性の抗がん剤の適応はかなり洗練された。
Proliferation markers, including those identified in multigene array analyses, were recognized as important in this regard.
多遺伝子発現分析を含めた増殖指標は、この点においても重要であることが認識された。
The threshold for indication of each systemic treatment modality thus depends on different criteria which have been separately listed to clarify the therapeutic decision-making algorithm.
このように、個々の全身的治療手段を適応する際のしきい値は、意思決定アルゴリズムを明確にするために、それぞれに異なった基準に従って決定される。
“Thresholds for therapies: highlights of the St Gallen International Expert Consensus on the Primary Therapy of Early Breast Cancer 2009”
A. Goldhirsch , J.N. Ingle , R.D. Gelber , A.S. Coates , B. Thurlimann , H.-J. Senn and Panel members Annals of Oncology Advance Access published June 17,2009
“治療閾(しきい)値:早期乳がんの初期治療に関するザンクトガレン国際専門家合意会議 2009”
日本語訳担当:NPO法人がん情報局翻訳部 渡辺亨、田原梨絵、渡辺露敏
よりそれぞれ引用

ふむふむ。
なるほど。
再発の危険性の認識方法が変わり、今までよりも抗がん剤を行う患者様の割合が減ってくる可能性がありそうです。
この点については徐々に詳しく読み進めていきましょう。
さあ、もうすぐ今日が終わります。
このまま24時を超えてお勉強を続けましょうか?
いいえ、無理すると長続きしません。
私はできる限り、一瞬の思いつきで無理はしないようにします。
どうせ無理するならずーっと無理し続けるのを覚悟で無理します。
明日の診療のために、今日はそろそろおしまいにします。
また明日皆様にお会いできるのを楽しみにしています。
明日もこちらに是非おいでくださいませ。
きっと後悔させませんよ。
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