乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

ザンクトガレン 2009 part4

2009年07月16日
246PV

さあ、がんばれがんばれ。
難しいけれど、何回も何回も英語の文章を見直しているうちに楽に読めるようになりますよ。

It was recognized that clinical trials are very useful for identifying effective treatments , but fall short of defining the optimal treatment of individual patients.
臨床試験は有効な治療を確認するためには大変有用であるが個々の患者にとっての最適な治療を特定するには不十分である。
For example, local control is crucial to improve survival on average and especially in patients at low risk, but is overwhelmed by the risk of distant metastases in patients at high risk.
例えば局所療法は平均すれば生存率を改善させるためには非常に重要であり、特に低リスク患者において大きいが、高リスクの患者では遠隔転移のリスクを考慮し対象となることの方がはるかに重要である。
Similarly, while cytotoxic chemotherapy improves outcome on average among patients with endocrine-responsive disease receiving endocrine therapy, subgroups can be defined by conventional pathology and by multigene analysis in which little or no additional benefit accrues from chemotherapy.
同様に細胞毒性化学療法は内分泌反応性乳がんに対して内分泌療法をおこなう患者に対しては、平均すれば効果は見られるものの、従来の病理学的検討や新しい多遺伝子発現解析を用いることによって、化学療法の追加効果が全くあるいはほとんど認められない患者群も同定することができる。
Judgement must be made in the care of individual patients of whether to use or withhold each treatment modality.
It is the intention of this report to assist in the rational application of evolving knowledge in reaching these judgements.
このレポートの目的は、一人一人の患者の治療について、それぞれの治療を適応するかしないかを判断することができるように、発展し続ける知識を合理的に適応することを支援することである。
“Thresholds for therapies: highlights of the St Gallen International Expert Consensus on the Primary Therapy of Early Breast Cancer 2009”
A. Goldhirsch , J.N. Ingle , R.D. Gelber , A.S. Coates , B. Thurlimann , H.-J. Senn and Panel members Annals of Oncology Advance Access published June 17,2009
“治療閾(しきい)値:早期乳がんの初期治療に関するザンクトガレン国際専門家合意会議 2009”
日本語訳担当:NPO法人がん情報局翻訳部 渡辺亨、田原梨絵、渡辺露敏
よりそれぞれ引用

これからの乳がん診療は、より一層個別化され、一人一人にふさわしい治療方法を患者様、医師、御家族で協力して決めていくことになります。
最近、毎日英語に触れることができるので、とてもわくわくします。
昔、中学生にあがる直前に、英語を習い始めた時のあのときめきがよみがえります。
そのうちブログの内容をすべて英語で書き始める日もそう遠くないことでしょう!?
私の夢は、海外の方向けの英語の情報を載せて、英語でもご質問にお答えすることです。
今はまだ、その準備段階です。
もちろん、日本の方向けのバージョンと、英語の方向けのバージョンを作成しなければいけませんよね。
そんなお時間が一体どこにあるのでしょうか。
でも、色々な夢をもつことは悪いことではないと思っていますので、この夢は持ち続けていたいと思います。
時間は自分で作るものですからね。
↓自分で時間を作るっていったって、1日は24時間しかないんだから睡眠時間を削るのかしら?でもちゃんと寝ないと良い医療は提供できないし・・、難しいですね!!って応援クリックをお願いできますか。 クリックで一人でも多くの方を乳がんのお悩みから救ってまいりましょう。みなさまの応援を、心より感謝申し上げます。
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