乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

骨転移の発生部位

2009年04月12日
272 ビューPV

それでは乳がんの骨転移はどこにおきやすいのでしょうか。

「乳がん骨転移の発生部位は、単発例で胸骨転移が多い。
通常の骨転移は血行性転移と考えられるが、胸骨転移はリンパ行性転移がかなり含まれていると考えられる。
乳がん骨転移の分布は、頭蓋骨、脊椎、肋骨、胸骨、骨盤がほとんどである。
上肢および下肢の骨では、体幹に近い部分に多い。
この分布は、バトソン静脈叢(無弁の静脈叢)の分布と一致する。
また赤色骨髄の分布とも一致する。
<遠隔転移の診断 ―骨―  小泉 満先生 (癌研有明病院 核医学科)>
“乳腺外科の要点と盲点” 幕内 雅敏先生監修 霞 富士雄先生編集より抜粋引用」

敵を知ることはとっても大事です。
高校の運動会でチームをまとめるときに兵法を勉強しました。
そうです。
孫子の兵法です。
良く聞くフレーズですが、有名な文章がありますね。
「敵を知り、己を知れば百戦危うからず。
敵を知らずして、己を知れば一勝一負す。
敵を知らず、己を知らざれば戦うごとに必ず危うし。」
今もこのフレーズが心に残っています。
病気との闘いも一緒です。
自分たちの持っている治療戦略はどこまで使えるか。
患者様の体力はどれぐらいあるか。
その上で、病気の特徴や性質、広がりをしっかり把握し適切な治療方針を選んでいくこと。
これがとっても大切です。
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