乳がんの手術後、特に注意を要する点についてのお話です。
何回か取り上げてはいますが、大切なことなのでお伝えします。
「退院後、特に注意を要する点のひとつ目は
腋窩郭清後の患側上肢のリンパ浮腫予防、リンパ管炎・静脈炎への早期の対処
である。
リンパ浮腫の予防はマッサージの指導が重要である。
継続が重要であり、毎日数分で数回おこなう。
看護師・理学療法士らの積極的な関わりが重要である。
リンパ管炎・静脈炎は、反応性の炎症で柵状の硬結として触れる。
著しい場合、疼痛をともないリハビリテーションの妨げになる。
発赤や熱感を伴わない場合、リハビリテーションを続けるように指導する。
逆に発赤や熱感を伴う場合は、症状が治まるまで安静を心がけるようにする。
早期の治療が重要なので、すぐに外来を受診するように指導する。
数日間の抗生物質、消炎鎮痛剤の内服で治まることが多い。
<退院後の指導 緒方晴樹先生・福田護先生 (聖マリアンナ医科大学乳腺・内分泌外科)>
“乳腺外科の要点と盲点” 幕内 雅敏先生監修 霞 富士雄先生編集より抜粋引用」
今日も患者様方はみなさんお元気です。
緩和ケアを受けられている方も皆様笑顔でいらっしゃいました。
最近思うんです。
緩和ケアに定義なんてないなって。
人が病気になる。
つらくて痛くて元気がなくなる。
つらさをとってあげる。
痛さをとってあげる。
元気な笑顔になる。
医療には緩和の心が必ず必要だなって思います。
緩和ケアチームがなくたって。
緩和ケア病棟がなくたって。
患者様の御病気が、がんじゃなくたって。
こころがあれば、緩和ケアは可能だなって。
だから、
ドクターを含めた医療スタッフには緩和ケアのこころをもっと学んでほしい。
もっと患者様の気持ちに寄り添ってほしい。
そしてもっと緩和ケアのテクニックを身につけてほしい。
それががんと関係ない痛みだとしても、なんとかそれを和らげる方法はないか。
患者様と一緒に考えることの大切さを分かってほしい。
そして、患者様は、
緩和ケアは決して末期の治療ではないことを理解すること。
がんやがんの治療に伴う痛みや副作用はすべて緩和ケアチームとともに解決方法を考える権利があること。
何よりも一緒に考えてくれるドクターやスタッフを1人でもいいから見つけること。
最近、こんなことを考えているんですよ σ(゚ー^*)
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