乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

ラパチニブ

2009年06月03日
324PV

今日は分子標的治療薬の一つであるラパチニブに関してです。
分子標的治療薬の働きを完全に理解するのはなかなか難しく、ひとつひとつの用語をじっくり理解しながら読み進めないといけません。
まずはラパチニブの働きについてちんぷんかんぷんでも良いので読んでみましょう。

「ラパチニブは、EGFR(上皮成長因子受容体)とHER2(ヒト上皮成長因子受容体2型)の両受容体をともに標的とする。
ラパチニブは経口投与可能な、強力で、低分子の、可逆性二重キナーゼ阻害薬である。
ラパチニブは低分子であるため、拡散により細胞膜を通過することが可能であり、次いで、受容体のチロシンキナーゼ部分のATP結合部位と可逆的に結合する。
これが受容体のチロシンキナーゼ・ドメインのリン酸化、活性化を阻害し、それによって下流のシグナル伝達経路の活性化を妨げる。
“乳癌治療薬” 熊本市立熊本市民病院 診療部長 西村 令喜先生
医薬ジャーナル vol.45.S-1, 2009/p 362 より抜粋引用」

ちょっと細かいところが難しいでしょ。
でも一見すると難しい情報も、一通り目を通していってみましょうね。
私は小さいときには病院に行くことが多かった子供でした。
でも決して病院は嫌いではありませんでした。
先生も優しかったし、病院の帰りにはクリームソーダを飲むことができましたから。
ですから病院にいくことは私にとってひとつのイベントであり、大切な行事でした。
皆様にとって病院に行くということはどのようなことなのでしょうか。
ただの苦痛なのでしょうか。
それとも病院に行くことによって、気持ちが楽になったり、元気になったりできているのでしょうか。
とっても気がかりです。
少しでも、病院に来ることに楽しみがあるような。
私はそんな病院を増やしていきたいんです。
皆様も何でも良いですから、病院に来るときの楽しみを上手に見つけてくださいね。
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