骨転移のつらさを乗り越えるための方法の続きです。
いっぱい勉強されているかたはすでにご存じの内容かと思いますが、がん治療と同時に緩和ケアも担当させていただいている私の立場から、まだご存じない方にもっともっと緩和ケアのことを知っていただくための内容を載せたいと思います。
「骨転移による中等度から高度の痛みがあるかたは、非オピオイド鎮痛薬は中止せず、オピオイド系鎮痛薬を併用する。
弱オピオイドとしてリン酸コデイン、塩酸ブプレノルフィン、塩酸トラマドールを用いる。
最近では、弱オピオイドを省略して強オピオイドであるオキシコドンやモルヒネ、フェンタニルを使用する場合が多い。
強オピオイド鎮痛薬を使用する場合には、嘔気、便秘などの有害事象対策が重要である。
強オピオイドによる有害事象や鎮痛効果の改善を目的に、薬剤や投与経路を変更するオピオイドローテーションも治療上必要な場合がある。
乳癌診療ガイドライン 2007 薬物療法」
こんな感じで少しずつ緩和ケアのお話もしますからね。
いつもご訪問くださっているかたは、もうわかっていらっしゃると思いますが、緩和ケアは末期がんの治療ではありません。
初期のがんの方でも、体がつらい、心が不安である、といった症状がある場合には、緩和ケアチームに相談してくださいね。
本来の緩和ケアは、がんだけでなく、すべての病気の苦痛や精神的な不安を解決する治療なのですが、日本ではまずはがん治療に関する緩和ケアを推し進める方針で医療は動いています。
みなさまもお気づきかとは思いますが、最近は「こんな本を読みましたよ」っていう話題がでないですね。
わたしは、本を読むのをやめてしまったのでしょうか。
それとも「忙しすぎて本なんか読んでる場合じゃないよ!!」なんて思い上がった発言なんかしちゃうのでしょうか。
どちらでもありませんよ。
あまりにも激しい内容の本を読みすぎて、みなさまにご紹介できないでいるのです。
絶対に皆様にはお知らせできません。
特に女性には絶対にお勧めできません。
今はまっているのは、大人の汚れた裏の世界の出来事を書くのが上手な小説家なのです。
以前に心臓に悪い本ですよ、とご紹介したことが一度だけあります。
心臓に悪いとわかっていながらも、恐いものみたさではまってしまいます。
だから絶対に手にしないでください。
新堂 冬樹さん。
すごいパワーをもった小説家だと思います。
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