一石二鳥ということは
なかなか
ありません。
でも
コレステロールを
下げる治療が
乳がんの危険性を
下げるのではないかと
研究がされています。
スタチンは
高LDLコレステロール血症の
第一選択薬であり
コレステロール合成の
律速酵素である
HMG-CoA還元酵素を
拮抗的に阻害することで
強力な
LDLコレステロール低下作用を
示す。
過去の臨床経験から
スタチンの
虚血性心疾患や
脳卒中の予防効果、
総死亡率低減化が
示されている。
一方
培養癌細胞や
げっ歯類を用いた
基礎的研究から
スタチンの発癌予防や
抗がん作用が
示されており
これまでに
様々な癌腫で
スタチン服用と
癌発症リスクとの
関連性が検討されている。
2008年、2012年に
報告された
メタアナリシスでは
スタチンの服用と
乳癌発症リスクには
有意な関連性は
認められていない。
心筋梗塞や狭心症、
脳梗塞や脳出血などによる
死亡率は
スタチンというお薬で
下げられることが
分かっています。
これまでは
心臓の病気や
脳の病気を
スタチンが
抑えることが
できるのかに
注目されていました。
今度は
がんの制御が
できるのかの
研究が
進んでいくことでしょう。
効果のある治療は
ひとつでも多く
見つかった方が
良いですからね。
今後も
注目していくべき
研究ですね(*^_^*)
(参考文献:乳癌診療ガイドライン2015)
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