乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
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予防的ホルモン療法

2009年02月10日
194PV

それでは、今日は乳がんの予防としてのホルモン療法の有効性について考えていきましょう。

「”BRCA1あるいはBRCA2遺伝子変異をもつ女性に対する予防的内分泌療法は勧められるか。”
推奨グレードC
エビデンスは十分と言えないので日常診療で実践する際には十分な注意を要する。
BRCA1あるいはBRCA2遺伝子変異をもつ女性の生涯の乳がん発病率は約80%と高率である。
乳がんの化学予防についてタモキシフェンの効果をみた二重盲検のランダム化比較試験が4件報告されている。
またラロキシフェンによる乳がんの予防効果も報告されている。
これらは全て化学予防効果を容認する報告ではあるが、いずれも対象は様々であり、BRCA1あるいはBRCA2遺伝子変異女性に対する化学予防の効果をエンドポイントとした試験ではない。
いくつかの症例対照研究のメタアナリシスを行った報告では、BRCA1遺伝子変異陽性322人、BRCA2遺伝子変異陽性151人が統合されて解析されている。
その結果、タモキシフェンの効果を認める傾向は同じで、タモキシフェンによる乳がんリスクの減少率はBRCA1遺伝子変異女性では13%、BRCA2遺伝子変異女性では27%であった。
すなわち、予防的タモキシフェン投与によるベネフィットはBRCA1遺伝子変異キャリアでは小幅で、BRCA2遺伝子変異キャリアではより大きい。
以上のように、BRCA1あるいはBRCA2遺伝子変異をもつ女性に対する予防的タモキシフェン投与により、乳がん発病リスクは減少する。
しかし、日本の現状では、日常診療で勧めるだけの根拠が不十分である。
乳癌診療ガイドライン 疫学・予防 2008より抜粋引用」

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