乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

温存療法後の放射線治療 その2

2009年02月21日
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放射線治療の必要性について、土曜でも日曜でもお伝えしましょうね。
みなさんは、週末はお休みしてても良いですよ。

「乳房温存手術後の乳房照射の有用性はこれまで7つのランダム化比較試験とそれらを解析したEBCTCG(Early Breast Cancer Trialists’ Collaborative Group)によるメタアナリシスによって証明された。
それぞれのランダム化比較試験で対象症例の腫瘍径、切除範囲、照射の線量・分割および内分泌化学療法は多少異なるが、多くは4cm以下の腫瘍に対して腫瘍摘出術をおこない、放射線治療(50Gy前後の全乳房照射と一部は10Gy程度の追加照射)の有無でランダム化割り付けをおこなっている。
観察期間 5-20年で乳房内再発率は非照射群で18-39%であったのに対し、照射群では2-14%と全てのトライアルにおいて有意な減少がみられ、これらを統合したメタアナリシスでは温存手術後に放射線治療を加えることにより、局所再発は70%減少するとしている。
乳癌診療ガイドライン 放射線療法 2008より抜粋引用」

私はいつもみなさま、そして患者さま、それから御家族さま、全ての方に対して、自分の大切な家族と考えて治療方針を立てたり、ご質問にお答えしております。
「あまり、感情移入してはいけない。」
がんを担当する先生方のなかで、そうおっしゃる先生方もいらっしゃいます。
「そうしないと、自分がつぶれてしまうよ。」
という理由のようです。
また、
「時間外でのご相談はお受けしないようにすること。」
そうおっしゃる先生方もいらっしゃいます。
私は、外来だけでなく、そして病棟だけでなく、いつでもご相談できる体制があったほうが、みなさまが安心できるのではないかと思っています。
もちろん自分のペースでお答えを作成させていただいている現状で、皆様のご期待にお応えできているかどうか、不安ではあります。
それでもわたしは、「自分の道を行く!」と決めております。
少しでも、みなさまのお役にたてましたら嬉しいです。
今日は昨日の当直にもかかわらず、元気いっぱいなので、思ったことを書いてみました。
色々なご意見が医療スタッフそして先生方そしてみなさまにおありだと思います。
一人の医師の意見だと思って、お許しくださいね。
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