昨日は
乳がんになる危険性を
評価する方法があることを
お伝えいたしました。
今日は
その方法が
どのような方法であるのか、
また
日本においても
有効な方法であるのかを
検討いたします。
Gailモデルは
1989年にGailらによって
報告された。
初潮年齢、初産年齢、
乳癌家族歴、
乳腺生検回数が
乳癌発症に大きく
関与していることが
示された。
2011年には
アジア系アメリカ人の
データが追加されて
現在に至っている。
基礎データは
米国在住の女性の
疫学データを用いて
作成されている。
日本人の項もあるが
米国在住の日本人を
対象としており
日本に在住する
日本人女性を対象に
Gailモデルの使用は
推奨されない。
このモデルを
日本在住の日本人の
乳癌発症予測に
適用することはできない。
韓国には
韓国人を対象とした
乳癌の
リスク評価のツールがあり
韓国人女性には
Gailモデルよりも
予測能が優れていたという
「Korean breast cancer risk assessment tool
(KoBCRAT)」。
わが国にも
乳癌発症の
リスク評価システムの
作成が望まれる。
あらら。
少し
残念なまとめ方でしたね。
日本には
まだ
乳がんの危険性の
評価方法がないと
いうことです。
これからの
開発を
待たなければいけません。
でも
このツールを
完成させるには
莫大な人数の方から
個人情報をいただき
厳重に管理し
そして
何十年にもわたって
追跡調査を
おこなって行く必要が
ありますね。
考えただけでも
気の遠くなるような
作業です。
今の子どもたちが
大きくなるまでに
少しずつでもデータが
集積されていけば
嬉しいですね(*^_^*)
(参考文献:乳癌診療ガイドライン2015)
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