乳がん手術について私が今考えていることは・・・。
乳がんをより早期に発見し、乳がんの治癒率を上げることがもっとも大切。
温存手術は患者様の満足が得られることが多いが、きれいに治ってきた乳房が追加でおこなった放射線治療によって変形してしまい、悲しい思いをされている患者様もいらっしゃることが問題。
最近の日本の傾向としては、乳房再建手術を前提にした乳房全摘術も増えてきている。
今日は、日本乳癌学会 2日目です。
朝8時から乳房再建の具体的な手術方法についてのセミナーに参加してきました。
ナグモクリニック院長 南雲 吉則先生の御講演でした。
乳がんも取り残しがないように切除し、乳房再建も行う方法。
そのポイントをわかりやすく御講演下さいました。
この方法に賛否両論はもちろんあると思います。
また、すぐに乳腺外科医ができる方法ではありませんので、多くのドクターが研修を受けてこの手術が可能な病院が増えてこないといけないと思います。
いずれにしても、これからの時代のニーズは乳房再建であると考えます。
乳房再建ができて、しかもしっかりとした術後療法により再発をふせぐことが大事だと思います。
このために乳腺外科医は、すばらしいと思った手術方法や最新の補助療法を学び吸収し続けなければなりません。
皆様が元気になるための方法、それは一つではないと思っています。
色々な方法で、それが患者様の笑顔につながることであればそのエキスを吸収するために、わたしはこれからもあらゆる方向にアンテナを張っていきたいです。