乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
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放射線治療のこと

2008年10月06日
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放射線治療は、乳がんに対する局所治療の手段の一つです。
放射線治療についての最新の情報をお伝えしていきます。

「乳癌は腺癌でありながら放射線感受性の高い癌腫であり、放射線治療は乳癌治療のさまざまな局面で有効な局所治療として用いられてきた。
日本乳癌学会の全国調査によると、2006年には乳癌の初回手術として乳房温存術が59.3%と最も多かった。そして、そのうち放射線治療を受ける者の割合は1990年代初頭には70%足らずであったが、2006年には82.3%と、米国とほぼ同じ水準に達していた。
これには、日本人の放射線に対する意識の変化や、2004年になって出版された「乳癌診療ガイドライン」が影響していると思われる。
最も多く用いられている方法は(温存術後の)全乳房に対して総線量50Gy(グレイ)を1日1回2Gyずつ5週間にわたって照射し、局所再発のリスクに応じて腫瘍床に10-16Gy程度の追加照射をおこなうものである。」
京都大学大学院医学研究科准教授 光森 通英(みつもり みちひで)先生
日本医師会雑誌 第137巻 第4号 2008年7月 より引用

データとしては、乳房温存術後の残存乳房におけるがんの再発率は平均約30%と報告されています。従って、3人に1人が局所に再発してしまうのです。
そこで、放射線治療を術後に追加するとこの局所再発率が約10%すなわち10人に1人に抑えられるのです。
このように、放射線治療は非常に局所のコントロールに有効なのですが、問題は皮膚の熱傷や大胸筋の熱傷により、組織が硬くなってしまい、乳房が変形してしまったり赤く腫れ上がったりするような、問題が起きる可能性のあることです。
今日からしばらく、この放射線治療の問題点と解決方法について勉強していきましょうね。
今、はまっているおいしいドレッシングを皆様にお伝えしますね。
もう有名かな?
叙々苑の野菜サラダのたれ ごま風味です(お写真なくてごめんなさい)。
これなら、山盛りのサラダもぺろりと食べられます。
でもサラダを食べれば食べるほど、カロリー摂取が増えてしまうというのはとっても悲しいですよね。
それが分かっていてもやめられない自分がもっと悲しいですけれど・・・・(^_^)v
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