今日は結構ハードな内容ですので、一字一句ゆっくり確認しながら御一緒に知識を増やしていきましょう。
乳がん診療ガイドライン2008 外科療法 からの引用です。
「センチネルリンパ節(SLN)転移陽性患者の約半数は非SLN転移を有している。(つまり、センチネルリンパ節転移陽性の方の50%はセンチネル以外のリンパへも転移している可能性がある。Yasuu注釈)
従って、一般的にSLN転移陽性ならば腋窩リンパ節郭清(ALND)を行うことが勧められる。
ここでは、SLNの微小転移について、その定義、臨床的意義およびALNDの必要性について検討する。
微小転移は、AJCC TNM分類では、転移最大径が2mm以下と定義され、pN1(mi)と表記される。
さらに0.2mm以下のものをisolated tumor cells(ITCs)として区別するが、これは転移とみなさず、pN0(i+)と表記される。
ただし原発腫瘍が浸潤性小葉がんの場合、ITCsは必ずしも転移陰性と判断できず、ITCsの解釈は慎重でなければならない。
用語集:
センチネルリンパ節(SLN:Sentinel Lymph Nodes)
センチネルリンパ節生検(SLNB:Sentinel Lymph Nodes Biopsy)
腋窩リンパ節郭清(ALND:Axillary Lymph Nodes Dissection)
AJCC (American Joint Committee on Cancer)」
ちょっとずつお話を進めていきますよ。
また明日もみてね。
今日も外来21時までになってしまいました。
患者様、本当にご苦労様でした。
そして、今日つらい結果をお聞きになった患者様。
今はとっても悲しくて涙がとまらないと思います。
でも、いっぱい涙が流れたら、今度は一緒にがんばりましょうね。
まだ間に合うはずです。
最適な治療を選択し、そして神奈川の乳腺の先生方と相談しながら、常に正しい方向に向かえるように、私も努力を続けてまいりますので、お気を落とさないでくださいね。
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