乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

非浸潤性乳管がん(DCIS)の分類 その2

2008年11月21日
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本日も非浸潤性乳管がんの分類なのですよ。

「非浸潤性乳管癌の分類として、核異型度による分類がある。
核異型度による分類は通常3段階、すなわち
軽度~中等度~高度
あるいは
Grade1~3
に分けて表記する。
高度ないしGrade3は異型度が強い。
高度核異型のDCISは、軽度核異型のものに対して、乳房温存手術後の乳房内局所再発率が高いという報告がなされている。
乳房内局所再発は非浸潤性乳管癌としておこる場合と、浸潤性乳管癌の形態をとる場合がある。
従来は浸潤癌として再発する率は核異型度によらないとされていたが、最近では高度核異型症例の方が浸潤癌として再発しやすいとの報告もみられる。
乳がん診療ガイドライン2008 検診・診断 から引用」

ずっと消化器がんと闘ってきた、80歳のおじいちゃまのお話をします。
手術の時に、あと3ヶ月の命と診断し御家族にはお伝えしました。
でも抗がん剤が効けばもっともっとがんばれるからね、ともお伝えしました。
御本人へは、しっかり治療していくことをお約束し、
その後、外来にて抗がん剤を点滴してきました。
治療中、御本人はいつも笑顔で、食事も食べられ、特別痛みもなく、ずっと穏やかに治療をおこなってまいりました。
それから約2年。
ずっと元気でしたが、最近になってがんが進行し食事がとれなくなって入院されました。
入院後も食事は思うようにとれませんでしたが、痛みを感じることもなく穏やかに過ごされていました。
先日、おじいさまは眠るように穏やかに息を引き取られました。
奥様の命日でした。
きっと今頃は奥様とぎゅーと手をつないでいることと思います。
私は、神様はいる、と思っています。
いつも私たちを見守ってくれていると思っています。
そして、すべてのことに意味があると思っています。
私は特定の宗教に関わっているわけではありませんが、
でも、大きな力を感じることがあります。
「なぜ、自分だけこんなつらい思いをしているのか。」
皆様の中にはそう思っているかたがいらっしゃるかもしれません。
それを乗り越えられる人に、神様は試練を与えるのだと思います。
人生の中の試練はきっといくつもありますよね。
「かならず乗り越えてみせる。」
そう強い心を持って、いつも歩いていきましょうね ジョギング
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でもそんな時はほんのちょっとだけ涙を流して、またがんばりましょうね。
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