乳腺超音波検査についてのお話です。
「超音波検査により視触診やマンモグラフィーでは検出できない乳癌が検出可能であることが確認されています。
また、腫瘤を触れても、マンモグラフィーおよび超音波検査で癌の存在が否定される場合の正診率は99%以上に及ぶと報告されています。
欧米においても、非触知乳癌(しこりとして触れない乳癌)における超音波検査の有用性が報告されるようになってきています。
“日本乳腺甲状腺超音波診断会議(JABTS)”などが主となって、2004年7月に乳房超音波診断ガイドラインが発行されました。
その中では、超音波検査が腫瘤性病変における良悪の鑑別に有効であることが示され、推奨されています。」
乳癌診療ガイドラインより
しこりを胸に感じて乳腺外科を受診されますと、このような様々なガイドラインに従って検査が進められます。
私どものクリニックを受診される方には、以上の状況をお伝えし、「マンモグラフィーと超音波検査の両方をお受けになったほうがより診断が正確になりますよ」、とお話しています。
昨日は温泉のお話をしました。
今日は、クリニックのみんなにそのお話をしたところ、「私は手術のあとがあるけど、治療を受けた誇りをもっているので、みんなに堂々と見せています。」という看護師さんと、「小さいあとだけど、やっぱり人には気づかれたくない。」という看護師さんがいました。
やはり、人それぞれに考え方が違うんだね、と改めて感じました。
個人個人いろいろな考え方を持ちながら、日々がんばっているのですね。
それがひとですよね。
みんなで同じ方向を向くのではなく、それぞれの感性を大事にして生きて行くことが重要なのですね。
私は、そのひとりひとりの感性を大事にしながら、一緒に病気と闘っていくお手伝いができれば・・、と考えています。