昨日の続きです。
昨日はたばこのお話で、耳が痛かったかたも多かったと思います。
癌の発生頻度を高めるものに、飲酒もあります。
飲酒は、食道癌や肝臓癌の発生する危険性を高めます。
エタノールから生成されるアセトアルデヒドには発ガン性があるのです。
人は遺伝子型でお酒の強い弱いが決まっているのですが、ある遺伝子型のひとがお酒を飲むことによって癌の発生頻度が高まることもわかっています。
これについては、またお話します。
お酒も飲めない。
たばこも吸えない。
それじゃあ何を楽しみにすればいいの?
そういう方もいらっしゃると思います。
たばこは絶対によくないけれど、たまにたしなむお酒は一向に構わないと思います。
毎日ひたすら飲み続ける方も中にはいらっしゃるかもしれませんが、癌になるまえに肝硬変になってしまうでしょう。
お酒、たばこにこだわらず、楽しいことはいっぱいありますよね。楽しいことを見つけるのもまた、楽しいですよね。
しばらく、いろいろな癌についての危険因子についてお話していきますね。