乳腺勉強会についてのご報告2回目です。
患者様の病気についての検討の2人目についてみんなで討論しました。
30代の女性。胸にしこりを感じて、当院を受診されました。当院でもしこりを触知したので、マンモグラフィーと超音波検査を行いました。
その結果、やや悪性が疑わしいので、私は針生検を行いました。しっかりと、しこりに針を命中させて顕微鏡の検査をおこなったところ、癌細胞は全く認めず良性の乳腺症と診断しました。
このかたには、さらに最近トピックスになっている乳腺MRIもおこなっております。この結果、MRIでもやはり良性であると診断いたしました。
この方のように、日々乳癌検診で安心を手にされてお帰りになるかたが、多くいらっしゃることを改めて、みんなで学びました。
私たちは常に、あらゆる角度から診断をつけて、見落としをふせぎ、確かな検診をおこなっております。また、定期的に勉強会を開き、技師さんの検査技術の向上や、読影医の診断能力の向上に努めております。
一人でも多くの方が乳癌検診を受けていただくことを祈っております。