基本に戻りましょう。
「乳癌手術において、完全な病巣およびリンパ節群の切除がなされた時でも、転移再発が少なくない。
そのため、“乳癌は初期から全身病である”とするFisherの考え方があり、その背景となる機構の理解が大切である。
乳房は12-15個の乳腺を持ち、それらに発した乳管が乳頭に開孔する。
乳房は、乳腺実質、乳頭・乳輪、および乳腺を覆う皮膚、皮下脂肪からなる。
成人女性の乳房は前胸壁の第2から第6肋骨の領域にある。
乳房の大部分が大胸筋の上、一部分が前鋸筋の上に存在し、腋窩に向かう突出部分axillary tailを持つ。
前胸壁の皮下組織内に存在する乳腺は、乳腺組織を貫通する結合織索によって位置固定がなされる。
皮下真皮層と浅胸筋深葉との間に張るこの結合織索をクーパー靱帯と呼ぶ。
クーパー靱帯に癌が浸潤したときにこの靱帯が短縮されて、えくぼ症状(dimpling:軽く皮膚をつまむと引きつれる)、Delle(何もしなくても腫瘍の上の皮膚がひきつれ陥凹すること)、peau d’orange(ポードレンジ:乳房皮膚の浮腫により毛穴がポツポツ見え、オレンジの皮のようにみえる)などが生じる。」
乳腺外科の要点と盲点 文光堂より
何でも基本が大事です。
夏休みは受験勉強の時にも、基本をじっくりやりなおす良い機会ですよね。
乳腺に関しても、基本的なことから一歩ずつ復習していきますからね。
人生は一生勉強ですね。
受験勉強については、色々な意見を皆様はお持ちでしょう。
わたしは、一時期全力で机に向かうことはとっても大事なことであると考えています。
受験勉強の激しい世界を乗り越えることは、己の弱さを乗り越えることでもあると考えています。
受験生の皆さんは、己に勝つために全力で闘ってくださいね。
受験生を持つお母様お父様も、己に勝てる強い心をもつお子様を誇りに思って、がんばっていきましょうね。
きっと将来、お子様に感謝されますからね。
間違いありません