肺転移の
完全切除が大切です。
肺転移切除症例において
R0の症例は
R1,R2の症例に比較して
OS(全生存期間)が
有意に長かったとの
報告もある。
(103.4ヶ月 vs 23.6ヶ月 vs 20.2ヶ月)
これらのデータには
選択バイアスがあり
非手術症例では
悪い予後因子
すなわち
多発、急速増大、
短いDFI(disease-free interval)、
低いPS(performance status)が
関与している。
手術は
完全切除が基本であり
多発性転移より
単発性転移、
ER陽性、
長期間のDFIの症例に
有効である。
R0とはアールゼロと読みます。
がんを完全に切除できた手術という
意味です。
R1は切除したギリギリに
がんが存在してしまった手術。
R2は明らかに
がんが残っている手術。
完全に肺転移が切除されると
その後の命の長さが
期待できるという
内容の論文が
紹介されています。
しかし
長期間再発を
起こしていなかった
すなわち
DFI(無再発期間)
が長いがんの方が
性格は穏やかであり
そのような乳がんの肺転移に
手術をおこなった場合に
有効性が期待できると
いうことになります。
やはり
乳がんの性格が
とても大事です。
乳がんの性格分析。
主治医の先生と
しっかりと
お話合いを
してくださいね(*^_^*)
【関連記事】
(参考文献:乳癌診療ガイドライン2015)
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