術前抗がん剤治療後の
乳房再建の合併症について
具体的な数字を
見ていきましょう。
Azzawiは同時再建を伴う
乳癌症例171例を対象として、
術前薬物療法を受けた53例と
術前薬物療法を受けていない
118例との比較をおこなった。
平均観察期間21ヶ月
(7-64ヶ月)の時点における
術後合併症は、
薬物療法群では
軽症が10%、
重症が9%にたいし、
薬物療法なし群では、
軽症が6%、
重症が9%であった。
術後放射線照射の
遷延した割合は
薬物療法群が10%、
薬物療法なし群が11%と
いずれも両群間に差はなかった。
術前薬物療法は
一時再建術における
有害事象の増加に
つながらないと
結論付けた。
徐々に
術前抗がん剤治療後の
乳房再建に関するデータが
揃ってきています。
様々な角度からの
検証は必要ですが
術前抗がん剤治療が
手術に悪影響を及ぼすという
結果は
見られていません。
こういった研究の
積み重ねで
患者様は安心して
治療を受けることが
出来るのです(*^_^*)
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(参考文献:乳癌診療ガイドライン2015)
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