後ろ向きの検討とは
過去のデータを振り返り
結論を出す方法です。
Liuらは
術前薬物療法が
組織拡張器を用いた
乳房同時再建術に
与える影響を
後ろ向きに検討した。
術前薬物療法は
組織拡張器を用いた
二期再建における
合併症を増加させることはなく、
術後経過中、
薬物療法群12例、
薬物療法なし群63例ともに
局所再発を認めなかった。
遠隔転移は
前者に1例(術後11ヶ月)、
後者に2例(術後32ヶ月)認めたと
報告した。
組織拡張器とは
エキスパンダーと呼ばれ
皮膚を十分に引き延ばし
乳房再建用のシリコンを
挿入しやすくするための
ツールです。
エキスパンダーを
留置する手術を始めにおこない、
時期を遅らせて
シリコンを留置する手術を
おこなっても
局所再発は
増加しなかったという
研究結果です。
明日も
さらに
研究結果を
ご一緒に確認して
いきましょうね。
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(参考文献:乳癌診療ガイドライン2015)
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