ぴくるさまからのご相談です。
高橋先生、
先生がネットで公開されていた
乳がんのQ&Aで相談させていただき、
記憶しています。
この夏、7年目にして、
右乳がん、皮下乳腺全摘後再建した胸と、
同側脇リンパ節への局所再発をしてしまいました。
全身検査の上、
局所以外に転移はないことが確認され、
ほどなく手術となりました。
お聞きしたいのは、
今回の手術についてなのですが、
わきリンパ節については、
腫れていたリンパ節のみ摘出とし、
郭清はしませんでした。
私の希望ではなく、
主治医の方針(病院?)でそうなったのですが
調べたところ、
一般的な処置ではないようです。
高橋先生もリンパ節が再発した場合は
郭清すると書かれていらっしゃいますし、
他のサイトを見ても郭清するのが
普通のようなので、
心配です。
術前に主治医には、
郭清しなくて良いのか確認しましたが、
「リンパ浮腫になる確率が高くなるから、
しないよ」とのことでした。
主治医が良いというなら、
大丈夫なのかな、
と思ってお任せしたものの、
不安になっています。
今後の治療としては、
放射線治療後ホルモン治療となります。
初発の病理は、
ホルモン受容体99%
HER2 2+(陰性)Mib1 20%
グレード1
腫瘍最大径1.3cm(しこりは2個)
センチネルリンパ節生検 陰性(0/1)
治療は、ゾラデックス2年、タモキシフェン5年でした。
再発後の病理は、
ホルモン受容体99% HER2 1+(陰性)Mib1 1-9% グレード1
腫瘍最大径1.2cm
リンパ節(1/1)腫れているもののみ摘出
グレード2
再手術するまでの勇気もないので、
放射線をして、
もし再び再発したら
今度は郭清するということでも
大丈夫なものでしょうか…。
主治医は、
ホルモン治療がよく効くタイプなので、
放射線とホルモン治療で今後の再発は
抑えられると言ってくれており、
その言葉を信じたいのですが…。
お忙しいところ、恐れ入りますが、
ご意見をお聞かせください。
高橋です。
ご相談どうもありがとうございます。
おっしゃるとおり
乳がんの腋窩リンパ節再発の場合には
根治を目指すために
リンパ節郭清を推奨するということが
ガイドラインでも
記載されております。
一方で、
主治医の先生のお立場にたてば
「リンパ浮腫を防ぎたい。」
「再発したリンパ節の組織だけを入手し、
今後の治療方針を決定したい。」
というお気持ちであることは
容易に理解できます。
腋窩リンパ節領域にたいし
放射線治療をおこなうことは
根治性を高めることに
つながりますので
再発したリンパ節摘出および
腋窩領域の放射線治療の
組み合わせで経過をみて
再発したら再び根治手術を目指す、
ということで
今回は経過をみていただけたらと
考えます。
腋窩リンパ節郭清をおこなったあとに
腕がぱんぱんに腫れて
「リンパ節郭清をしなければ良かった。」
とお考えになる患者様もいらっしゃるし、
どちらが正解かは
未来にならないと分かりません。
今は、
ぴくるさまが
おこなっている治療を信じて
前へお進みくださいませ。
応援しています(*^_^*)
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