乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

しこりと早期乳がん

2018年11月24日
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ゆうまさまからのご相談です。

 

市の乳がん検診のマンモグラフィーで再検査となり、

一度ご相談させて頂いたゆうまです。

その節は、ありがとうございました。

ご報告が遅れましたが、

その後の結果はマンモグラフィー、エコー

共に異常なしで終わりました。

ですが、先日、

自分で両胸にしこりのような感触があり、

初めて総合病院の外科ではなく

乳腺外科に行ってエコーしてもらいました。

左胸のしこりは、乳腺。

加齢による乳腺の変化の際、途中でしこりになる事がある。

との説明でした。

右胸(乳首のすぐ外側9時方向)は、

確かに気になるモヤモヤが映ってる。

今はしこりではない。

これからしこり(悪性)になるのかもしれませんね。

とその場で麻酔なしの細胞診を行いました。

結果はまた聞きに行きます。

 

この時は、パニック状態で、

「癌なら早期ですか?」

「早期です。」

とだけしか質疑応答はできませんでした。

帰宅してから調べると、

細胞診は良性と出ても誤診もある。
乳がんは全身癌。
10年後も安心できない。
早期でも転移もある。
 

など不安が大きくなる情報もあり、困惑しております。

 そこで先生に質問です。
 

自分ではしこりの感触(痛みはなく、コロコロ動きます)が

あるのですが、

エコーでは映らず、

モヤモヤだけ映っている状態らしいのですが、

本当に早期なのでしょうか?

しこりを作らない厄介な乳がんもあると知り、

早期じゃないのではと不安です。

また、細胞診の結果、良性と出た場合、

更に詳しい検査を申し出た方が良いのでしょうか?
 

その他、悪性の場合なども

何か確認した方が良い事など

ございましたら、

ご教示いただきたくお願い致します。

ご多忙とは存じますが、宜しくお願い致します。

 

ゆうまさま。

ご相談どうもありがとうございます。

 

検査結果と先生のお話に

ご不安になってしまったのですね。

 

確かにエコーでしこりとして確認できなくても

もやもやした状態の部分を針で穿刺して

悪性が確認できる場合はございます。

 

非浸潤がんという超早期の乳がんで

しばしば見られる状況ではあります。

 

しかしいわゆる乳腺症という

乳腺の張りを主体とする状況でも

同じようにもやもやした状態が

確認できます。

 

この判断がとても難しいのです。

 

細胞診では正確に良性悪性を判断するのが

困難なこともございます。

 

もし細胞診の結果が良性と言われても

より太い針での針生検も

ご希望されてみてはいかがでしょうか?

 

また先生が乳がんを疑っていらっしゃるのであれば

乳腺造影MRI検査も有用です。

 

いずれにしても

今の時点であまり考えすぎても

もったいないです。

 

検査結果が出てから

次の作戦を考えていくのが

最善です。

 

結果がでるまでは

上手に気分転換してくださいね。

 

引きこもって

悩んでいてはいけませんからね。

 

ゆうまさま。

これからも応援しています(*^_^*)

 

 

 

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