乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

タモキシフェン5年か10年か

2015年11月21日
547PV

閉経前の

乳がんの患者様から

ホルモン治療について

たくさんのご相談を

いただきます。

どの治療を

選択すればよいのか。

副作用は

どんな心配があるか。

注射は

するべきか

しないべきか。

治療は

何年間

継続すべきか。

今日は

治療継続の年数について

現時点での

考え方を

お伝えしてまいります。

閉経前ホルモン受容体陽性

乳癌に対する

術後内分泌療法として

5年間の

タモキシフェン投与は

強く勧められる。

タモキシフェンの

5年間投与の有用性は

確立されている。

エビデンスグレードはA。

つまり

十分な科学的根拠があり

積極的に実践するよう

推奨する。

となっております。

一方、

10年間の

タモキシフェン投与については

ATLASの結果

術後10年以降の

再発率、死亡率を減少させる

ことが明らかとなった。

エビデンスグレードはB。

つまり、

科学的根拠があり

実践するよう

推奨する。

となっています。

しかし、

長期投与による

有害事象の増加があるため

利益と不利益を

考慮して

決定していきます。


タモキシフェンを

長期間内服することで

子宮内膜がん、

血栓症、

脳卒中の危険性が

増加します。

しかし、

乳がんの予防効果を

考え合わせると

10年間内服を

患者様には

推奨しています。

明日は

LH-RHアゴニスト、

ホルモン治療の注射薬

について

御一緒に考えて

いきましょう。

いつも

あなたを

心から応援しています(*^_^*)

(参考文献:乳癌診療ガイドライン2015)

メルマガにご登録されますと

私、高橋保正からの

応援メッセージを毎朝お届けします。

こちらからどうぞ↓↓


乳がん無料小冊子プレゼント

在宅ホスピス医のブログは

こちら

→ http://yasumasatakahashi.com

「末期がん」と言われてもあきらめないで

→ http://kanwa-care.com

ご相談はこちらから(*^_^*)

→ https://blog.smile-again.net/soudan