閉経前と閉経後で
ホルモン治療は
異なります。
体内における
ホルモンの動きに
違いがあるからです。
一番難しいのは
50歳前後の女性です。
閉経しているのか
閉経していないのか
とても判断に迷います。
その場合に
参考にするのは
採血のデータなのですが
それも確実ではありません。
閉経か否かは
血清FSH(卵胞刺激ホルモン)値
と
血清エストラジオール値
を参考にして
臨床的に判断することが多い。
しかし
タモキシフェンを
投与すると
FSHが時に上昇するため
月経状態の判定が
血液検査の結果からでは
困難である。
従って
40歳以上の患者であっても
化学療法後に
月経が継続している、
あるいは
再開した場合には
LH-RHアゴニスト追加を
考慮しても良い。
このように
閉経前と閉経後で
正確に判定し
内服薬を選択するのは
やや困難となっています。
明日は
閉経前と閉経後の
内服薬の使い分けを
御一緒に
考えていきましょうね。
(参考文献:乳癌診療ガイドライン2015)
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