乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

閉経の判断基準

2015年12月03日
811 ビューPV

ゆひろさまから

ご相談を

いただきました。

********************

yasuu先生

いつもありがとう

ございます。

何度かご相談

させていただいています。

今朝の

タモキシフェン5年か10年か

という内容は、

まさに私が

悩んでいたことでした。

薬を飲み始めてから

お正月で

5年が経過します。

主治医からは

「10年服用した方が・・」

というお話を

聞いたばかりでした。

ただ・・私は

抗がん剤治療後から

生理がありません。

現在、40代後半。

先日の5年目の

定期検査時の血液検査結果で、

完全に閉経はしていなくて

微妙な感じで、

今後の薬を閉経後用にするか

私にもわからないと

主治医がおっしゃいました。

「主治医がわからない事、

 私にもわからない!!」

って心の中で

叫んでしまいました。

年末に再度、

血液検査をします。

yasuu先生が

閉経とする基準は

どのあたりでしょうか?

私のように

微妙な患者さまは

いらっしゃいますか?

そのような場合

どうされますか?

血液検査の結果を

紙でもらえないため

色々な数値は

覚えていません。

お忙しい中、

申し訳ありません。

回答いただけたら

助かります。

*********************


高橋です。

ゆひろさま。

ご相談を

ありがとうございます。

ゆひろさまからの

ご相談にたいして

一言では

ご説明ができないので

数日にわたって

ホルモン治療の特集を

おこなっておりました。

いつも、

ご覧いただいて

ありがとうございます。

乳がんになられる方が

40代後半の方が多いので

同じお悩みの方は

たくさん

いらっしゃいます。

記事でも

お伝えしましたが

タモキシフェン内服中に

ホルモンに関して

正確な血液検査結果は

得られません。

ですから

血液検査で

閉経を判断するのは

困難です。

また、

閉経したかなと思って

アロマターゼ阻害薬へ

変更すると

刺激で

生理が再開する場合が

ございます。

従いまして

日本人の平均閉経年齢50歳を

少し過ぎるまで

51歳から52歳まで

タモキシフェンを継続し

生理が来ないことを

確認の後に

アロマターゼ阻害薬へ変更

するようにしています。

先生方によって

考え方は

異なるかもしれません。

主治医の先生に

どのように

考えれば良いのかを

次回また

ご相談なさってくださいね。

私でしたら

このままタモキシフェンを

継続することを

お勧めいたします。

これからも

ゆひろさまを

応援しています(*^_^*)

ホルモン治療に関する記事は

こちらです。

「タモキシフェン5年か10年か」

→ https://blog.smile-again.net/336

「なぜ卵巣の働きを抑えるの?」

→ https://blog.smile-again.net/337

「ホルモン治療の内服と注射について」

→ https://blog.smile-again.net/340

「抗がん剤で閉経」

→ https://blog.smile-again.net/342

「閉経前か閉経後か」

→ https://blog.smile-again.net/345

「タモキシフェンからアロマターゼ阻害薬へ」

→ https://blog.smile-again.net/346


メルマガにご登録されますと

私、高橋保正からの

がんの知識と

日々を強く生きていくための

メッセージを毎朝お届けします。

こちらからどうぞ↓↓


乳がん無料小冊子プレゼント

在宅ホスピス医のブログは

こちら

→ http://yasumasatakahashi.com

ご相談はこちらから(*^_^*)

→ https://blog.smile-again.net/soudan