乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

腫瘍の縮小

2015年07月27日
372 ビューPV

くるみさまから、

ご相談をいただきました。

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以前母の事で、

相談させて頂いたものです。

母は

トリプルネガティブ乳がんで、

腫瘍マーカーについて

お伺いさせて頂きました。

その節は

ありがとうございました。

またご相談させて

頂きたいことがあります。

母は、

術前抗がん剤治療のうち

前半の抗がん剤である

FEC療法で

腫瘍の縮小が

見られませんでした。

その後

後半のドセタキセルに

入る前に

手術をしました。

病理結果は、

細胞が壊死しているところも

あったけど、

大半はまだ

生きてたそうです。

母は、

抗がん剤が、

効きにくいタイプ

なのでしょうか?

予後不良の

タイプでしょうか?

抗がん剤を私が勧めて、

母は最後の

ドセタキセルの投与が

終わりました。

これで

治らなかったらと、

毎日プレッシャーです。

宜しくお願い致します。

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高橋です。

くるみさま。

ご相談

ありがとうございます。

手術前の

抗がん剤治療は

治療の効果が

目で見えることが

良い所です。

一方、

腫瘍が縮小しないことで

くるみさまと

お母様のように

不安になってしまう方も

いらっしゃいます。

実際には

6ヶ月間

抗がん剤をおこなうことで

腫瘍の縮小は

80%の患者様でみられます。

しかし

3ヶ月経過した時点で

あきらかな効果が

見られなければ

手術に踏み切る場合が

あります。

実際には

6ヶ月

行わなければ

効果判定は

難しいです。

でも、

腫瘍が大きくなって

手術が不可能となる前に

切除するのが

一般的です。

今回も

お母様は

あきらかな縮小効果が

見られなかったので

早めに手術を

おこなったと考えます。

術前抗がん剤治療で

完全に腫瘍が

消滅する確率は

20%と報告されています。

腫瘍の性格については

乳腺の顕微鏡結果を

主治医の先生と

御確認くださいませ。

やるべき治療は

十分におこなって

来ているのですから

今後は

定期検査を受けながら

より一層

お母様を大切に

過ごされてくださいね。

再発のこと、

転移のこと。

不安を数え上げれば

きりがありません。

やるべきことは

十分にやったのです。

これからの人生を

さらに充実させて

一瞬一瞬を

大切にしていかなければ

勿体ないです。

病気のせいで

プレッシャーを感じて

つまらない人生に

してはいけません。

これからも

応援しています(*^_^*)

くるみさまの

以前のご相談は

こちらです。

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→ https://blog.smile-again.net/?day=20150531


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