乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

温存術後のマンモグラフィー

2015年09月06日
372PV

Sさまからの、

ご相談をご紹介します。

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両側乳がん術後です。

左は温存術、

右は全摘術です。

両側とも非浸潤癌で、

半年おきに

定期健診を受けています。

今のところ問題なく

経過をたどっています。

主治医にはマンモは

2年に一回でいいと

言われております。

2年に一度で問題ないと

主治医が判断しているので

良いとは思いますが、

少し不安ではあります。

自分の不安を優先させて

年1回の検査を

お願いするのがいいのか、

必要はないのかを

考えています。

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高橋です。

Sさま。

ご相談

ありがとうございます。

高橋です。

色々とご不安に

なってしまいますね。

各病院によって考え方は

多少なりとも異なってきます。

一般的には、

乳癌ガイドラインでは、

マンモグラフィで発見された

温存乳房内再発は,

触診で発見された場合よりも,

臨床病期が早いものが多いが,

再発治療後生存率には

有意差を認めなかった。

同様に,乳房温存療法後の

同側マンモグラフィに関しては,

生存への効果は

証明されていない。

と記載されてしまっています。

現時点で、

マンモグラフィーによる

温存術後乳房内の

再発の早期発見は、

大きな意味は

持たないということです。

そういう点で、

二年に一度でいい、

ということなのでしょう。

これはいわゆる

エビデンスと呼ばれるものであり

最終的には

ご本人と主治医の先生で

決めていくのが良いと思います。

意味がないからと

あきらめるか、

少しでも再発を早期発見して

治癒を目指すか、

ということです。

主治医の先生と

ご相談なさってくださいね。

これからも応援しています(*^_^*)


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