乳腺外科で乳癌検診を受けて、精密検査が必要になった時のことについてお話します。
乳腺外科の触診でしこりがみつかったら、マンモグラフィーも当然行いますが、同時に超音波検査(エコー検査)もすることになります。
そしてもし超音波検査ではっきりとしこりが確認された場合には、次にその細胞や組織を顕微鏡検査に提出します。
ここで、ちょっとだけ痛いお話になります。つまり、このしこりに針をさしてしこりの成分を吸い出したり、針で一部を切り取ったりするのです。
このうち細い針で、細胞を吸い出す検査が細胞診です。この方法は、上手にねらいを定めて針をしこりの中に進めていきます。
そして針が細いため、なかなか細胞成分が吸い出せないので、約30秒ほど注射器をシャカシャカと引いて、細胞成分を十分に吸い出します。
このときの注意事項としては、肺が乳腺のうしろにあるので、肺を傷つけないようにすることです。
この検査は針が細いので、比較的痛みを感じることは少ないです。でも、この検査では細胞の量が不十分だったり、検査結果があいまいであることが多いのが問題です。
そこで私個人的には、組織診といって太めの針でしっかりと組織を切り取って、検査に出し精密度の高い検査結果を皆様に提供できるようにしています。
組織診については、また明日お話します。
このブログと、にっこり乳癌検診のホームページを訪れてくださる方が、増えてきているようで、とてもうれしいです。
Ringoさん、コメントありがとうございます。みなさんの幸せのために、これからもがんばってまいりますので、よろしくお願いします。