乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

カテゴリー4の石灰化

2015年03月23日
331PV

りっつんさまから

ご心配のメールを

いただきました。

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夜分失礼致します。

乳がんについて色々検索していたところ、

先生のHPにたどりつきました。

不安に思っていることがあり、

ご質問させていただきました。

先生の患者でもないのに

質問させていただいてもいいのかとも思いましたが、

ご意見をおきかせいただければ幸いです。

30代、既婚、子供なしです。

初めて乳がん検診を受けたところ、

地元の乳腺クリニックのエコー、マンモにて、

右)腫瘤(悪性と判明)

左)石灰化(カテゴリー4)となりました。

地元の総合病院の乳腺外科で、

右側乳がんについては手術をしていただき、

これから治療(放射線治療・ホルモン療法)に入りますが

現在気になっているのは左の石灰化です。

地元のクリニックではカテゴリー4で

マンモトーム生検実施と聞いておりましたが、

実施されておりません。

主治医は、

マンモやエコーの画像や、

手術前に行った造影MRIの画像等から「異常なし」

と判断されました。

その時は納得していましたが、

なぜ二つのクリニックで違う診断がでたのか、

本当にマンモトーム生検を行っていただかなくて

よかったのか(癌ではないのか)

今更ながら不安になっております。

今後ホルモン療法や定期健診もありますし、

すでに乳がんでない方とは違います。

少しラフな気持ちで

経過観察をしていてもよろしいでしょうか?

例え癌であっても、命にはかかわらないでしょうか?

私自身、少し神経質になっているかもしれません。

とてもおかしなことを質問していましたら

申し訳ありません。

先生のご意見を、

可能な範囲でお聞かせいただければ幸いです。

お忙しいところ恐れ入りますが、

よろしくお願いいたします。

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高橋です。

おはようございます。

ご相談どうもありがとうございます。

手術お疲れさまでした。

ここまで良く決断され

頑張ってきましたね。

とても素晴らしいことです。

さて、

反対側のカテゴリー4の石灰化

についてです。

乳腺の術前に

反対側に石灰化がみられて、

MRIではっきりと悪性の所見が

見られない場合には

今の主治医の先生のご判断通りに

経過観察をいたします。

経過をみていく中で

もう一度悪性が疑われれば

針生検やマンモトームを

おこないます。

MRIで悪性の所見がない場合には

がんではないか

あるいは

超早期のがん

の場合があります。

いずれにしても

反対側の病気が

今すぐに

命を脅かすとは

考えにくいです。

一方で

乳がんに対する治療は

同時進行でおこなっていくので

反対側の病気の制御にも

つながると考えます。

手術終了した今、

反対側に関しては

静かに経過観察をしながら

放射線治療とホルモン治療を

おこなっていくことが

良い選択肢と考えます。

もしご不安なときには

主治医の先生にも

もう一度ご相談してみて

くださいね。

応援しています(*^-^*)


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