乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

乳がんの再手術

2015年04月07日
324PV

ナースるるさまから、

乳がんの再手術

についてのご質問です。

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先日、乳房部分切除を受け、

切除した検体の病理結果を聞きました。

リンパ転移などはなかったようですが、

断端陽性のため追加切除が必要と言われて、

来週再手術となりました。

こういったケースは度々あるものですか?

私の職場で共に働くマンマチームを信頼して

治療をお願いしたのですが、ショックでした。

オペの時点で執刀医はわからないのでしょうか?

いつも、先生のメッセージで励まされています。

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高橋です。

ご相談ありがとうございます。

再手術という言葉の響き。

不安になってしまいますよね。

温存手術は

可能な限り健康な乳腺を残しながら

悪い部分を切除する手術です。

乳腺外科医は

できる限り

乳腺を残したいと思っています。

でも取り残しがないように

細心の注意を払いながら

十分な領域を切除します。

しかしながら

相手は目に見えないがん細胞です。

細心の注意を払っていても

手術の結果

摘出した乳腺を顕微鏡で確認すると

ごく僅かにがん細胞が

外側に向かって広がっていることが

見つかることはあります。

決して

珍しいことではありません。

ただし

手術前に

十分なご説明がないと

不安になってしまいますね。

追加手術をおこなって

さらに乳腺を切除し

後日、顕微鏡で確認し

もう一度広がりを調べます。

その結果

さらにがん細胞が

広がっているようであれば

乳房全摘になることもあります。

主治医の先生の方針は

決して間違っていないと考えます。

不安なことは

その都度主治医の先生に

ご相談しながら

決定していってくださいね。

応援しています!!


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