ゆきさまから、
良性のしこり
についてのご相談です。
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以前、石灰化のことで
ご相談申し上げました。
その後は年に一度の検診になり、
石灰化の部分も小さく
そして数も減ってきたとのことで
安心しておりました。
ところが今年の検診で
石灰化のあった左胸に
4ミリほどのしこりが見つかり
その場で細胞診(針)を行いました。
結果は結論から言うと良性、
採取した組織が少量だったとのことで
いささか不安が残ったのですが、
先生がおっしゃるには
間違いなくしこりの組織を採取されての結果なので
再検査はひとまず必要ないとのことでした。
3ヶ月後に再びエコーで変化がないか
検査することになっています。
そのとき質問できなかったことを
先生にお聞きしたくてメールしました。
まず、
1 良性のしこりは悪性に変化することがあるのか?
また悪性に変化させない方法はありますか?
2 良性のしこりはずっと残るものなのか?
小さくなって消えることもあるのでしょうか?
乳がんについてもっと勉強しなくては・・・
と思っています。
石灰化の時もそうなのですが、
検査で引っかかると急に不安になります。
どうぞご回答の程よろしくお願いします。
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高橋です。
ご相談ありがとうございます。
検査ご苦労様でした。
良性のしこりは
一般的に
悪性に変わることはありません。
しかし
しこりを検査するときに
針を刺せる部分は
しこりのごく一部ですので
全体のうちのごくわずかの組織で
全体像を推定することになります。
施設によって
針生検の正確な診断の割合が
異なってきます。
針の検査の正確度は
施設によって
70%から95%まで
様々です。
3ヶ月後に検査をおこなうのは
こういった針生検の不確実性を
補うためなのです。
「針生検が100%でないなら
どうすれば良いのか?」
そんな疑問は当然あるでしょう。
その場合には
手術でしこりを切除して
成分を調べれば良いのです。
しかし
しこりを見つけるたびに
手術になりますので
世の中の女性が
傷だらけになります。
それを防ぐための
針生検なのです。
しこりは
御高齢になりましたら
自然に消失していくことが多いです。
しこりの予防は
現時点で確立されたものは
ございません。
以上です。
少しでも
お力になれましたら
幸いです。
これからも
よろしくお願い申し上げます。
応援しています!!
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