乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

浸潤癌とは

2008年04月06日
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 今日は乳癌の分類について、一緒にお勉強しましょう。
 乳癌は、非浸潤癌・浸潤癌・パジェット(Paget)病に分けられます。がん細胞が乳管内あるいは小葉内にとどまって転移しないものを、非浸潤癌、乳管や小葉の基底膜を破って外に広がった段階を浸潤癌と言います。また家族性乳癌という遺伝性と考えられる乳癌も存在します。
 さらに浸潤癌は、浸潤性乳管癌と特殊型に分けられます。そして浸潤性乳管癌は乳頭腺管癌と充実腺管癌と硬癌にわけられます。
 乳頭腺管癌は、分化度が高い癌でリンパ節転移を起こしにくい予後の良い癌です。乳癌全体のほぼ20%を占めています。
 今日は日曜日。みなさんはどんな一日でしたか。神奈川県では、昨日桜が満開でお花見の人もたくさんいましたね。今日は、かぜが強く多くの桜の花びらが散って葉桜になって来ています。
 4月は入学や入社の季節ですね。学校に行くとか会社に行くとかのストレスで、体調をくずすかたも増えてくる季節になります。
 この時期に、なぜか盲腸(医学用語で虫垂炎)になるかたも多くいらっしゃいます。もし体調不良をお感じになっている方が、まわりにいらしたらお気軽に病院を受診するように伝えてください。
 今は、虫垂炎を腹腔鏡手術で小さなきずで治療する病院が少しずつ増えてきています。もちろん、患者さんごとに腹腔鏡手術が可能かどうかを判断しないといけませんが。
 川崎幸病院では、24時間365日腹腔鏡手術可能な設備とスタッフがそろっておりますので、もし何かご相談がありましたらお問い合わせください。