乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

パニックにならないために

2014年03月15日
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先日

デパートの靴屋さんに

行きました。

私は

大きいサイズの靴のコーナーで

お気に入りの逸品との出会いを

求めていました。

その時ふと

レディースの

美しい靴のコーナーで

ソファに座っているマダムが

目に止まりました。

なぜだか

ソファの周りに人だかりと

大量のティッシュが。

よく見ると

マダムのお顔もティッシュも

真っ赤でした。

「流血事件だ。」

直感しました。

お店の方もパニック。

素敵なマダムも

おでこを押さえて

真っ青なお顔を

されていました。

「助けなくちゃ。」

思わず

ソファに駆け寄って

「何があったのですか?

 大丈夫ですか?」

と話しかけました。

少しお話を伺うと

状況が分かって来ました。

マダムがお店の棚で

おでこをぶつけてしまった

ようでした。

頭部の皮膚は

毛細血管が

とても発達しています。

頭やおでこは

少し切っただけでも

ビックリするぐらい

出血するのです。

医療者でも

外科医や救急医で無ければ

出血の多さに

取り乱すかもしれません。

幸い私は

外科医であり

救急医ですので

「大丈夫、大丈夫。

 頭は血が出やすいだけだからね。

 押さえてれば

 絶対に出血は止まりますよ。」

そう言いながら

おでこを確認すると

小さな1-2mmのキズから

出血が見られました。

止血のコツは

キズの一点を

しっかりと圧迫することです。

ティッシュで何と無く

全体を抑えるのではなく

出血している

そのワンポイントを

指一本で押さえ込む、

そんなイメージがベストです。

一番有効な止血方法は

手袋をして

キズにばい菌が入らないようにして

傷口を直接指で

押さえることです。

でも手袋は

普通持っていないので

その場合には

ティッシュやガーゼを

小さく小さくたたんで

キズの直上において

指一本で押さえます。

昨日もそうやって

押さえ込むと

10分ほどで

止血が完了しました。

血液の赤色は

人をパニックにします。

でも止血がなされれば

みんな安心して

笑顔に戻ります。

その後は

応急処置として

ガーゼをガムテープで

おでこに貼って

完了としました。

お店の方には

マダムを少し休ませて差し上げて

救急病院で診察を受けるように

お願いをしました。

マダムは笑顔で

「ありがとうございました。

 お医者さんがいてくださって

 運が良かったです。」

とおっしゃってくださいました。

マダムは

今日はお元気かな。

笑顔でいてくださると

嬉しいです。

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