乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

異型乳管過形成

2008年04月19日
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異型乳管過形成(atypical ductal hyperplasia;ADH) またまた出ました。難しい診断名が・・。
非常に乳腺の病気は奥が深く、いろいろな病態が存在します。
この異型乳管過形成は、定義としては「非浸潤性乳管癌の病理診断基準の一部を有するが、これを完全に満足していないもの」です。
つまり、この疾患はきわめて微小ながんである可能性もあり、確定診断のためには腫瘍切除生検が必要です。
異型乳管過形成は、乳腺症構成成分の一つで、異型小葉過形成(atypical lobular hyperplasia;ALH)とあわせて異型過形成 (atypical hyperplasia)と呼ばれます。
前癌病変または悪性良性の境界病変とされております。
異型過形成と診断された女性の約10%が、10-15年の間に浸潤性乳管癌を発症するとの報告もあり、厳重な経過観察が必要です。


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今日は非常にかぜが強く、また最近はすこしずつ風邪も流行してきていますので、あわせてご注意くださいね。
みなさんにとって良い週末でありますように。