乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

乳癌の危険因子

2008年04月21日
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乳癌になる危険性が高いのは、女性ホルモンであるエストロゲンがたくさん体内に存在する場合です。
このような状態にあるのは、以下のかたです。
1.早い初潮、遅い閉経、未婚・未産、高齢初産
 すなわち月経回数が多いほど、女性ホルモンに多くさらされているのです。
2.肥満、アルコールや動物性脂肪の摂取
 脂肪細胞内で、エストロゲン生成酵素が分泌されているのです。
また、アルコール摂取がエストロゲンを増量させると言われています。
3.ストレス
4.ホルモン補充療法
 エストロゲンを補充しているので当然ですね。
5.経口避妊薬
 ピルのなかには女性ホルモンが含まれており、関連はありそうですが、 最近の低用量ピルでは因果関係はすくないようです。
6.家族歴・遺伝子
 母親や姉妹が乳癌の場合には、約2倍の危険性。母親、姉妹ともに乳癌の場合は、約13倍の危険性になります。
7.乳腺疾患をもつひと
 特に、片方の乳癌になった人は、もういっぽうの胸が乳癌になる可能性は約5倍と言われています。
食生活の欧米化で、乳癌の患者さんは増えてきています。しかし日本での乳癌検診受診率はわずか10%程度です。さらに、神奈川県では5%程度にとどまっています。
これに対し、欧米の女性は50歳以上での乳癌検診受診率は高く、アメリカで60%以上、オランダやイギリスでは75%以上です。
みなさんもおいしいお食事をいただくかわりに、乳癌検診をぜひお受けになってください。
今週もみなさん、家事にお仕事にがんばって、またお昼の奥様がたのランチなどで上手に一息ついてくださいね。
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