それが
いわゆる選択バイアスです。
手術可能と予想される
症例であっても
50%以上が
びまん性肝転移、
腹膜転移があり、
ほとんどの症例は
手術の適応がないことが
多い。
「手術が出来ますから
頑張りましょう。」
そう言われて
手術に望んだけれど
お腹を開けてみると
手術ができる状態では
なかった。
そういうことがあります。
その患者様は
本来は
手術をした患者様に
カウントされるべきですが
後から振り返ると
肝臓の手術をおこなった
患者様の数からは
外されて計算がおこなわれて
いることがあります。
肝臓の手術が完遂できた方は
他に転移がなく
体力的にも十分であり
結果的に
命の長さが長くなる。
そういった状況が
肝臓の切除をおこなった方の
成績が良いというデータに
つながると
いうわけです。
明日は
転移巣に対する
外科的切除術のまとめです。
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(参考文献:乳癌診療ガイドライン2015)
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