渡辺亨先生の論文から。
「現在、細胞毒性抗癌剤のレジメンは数多く存在するが、果たしてどれが最善か、どれが最も有用かということについては決定的なエビデンスが乏しい。
アントラサイクリン系薬剤を含むレジメンを使用するという考え方は最近普及している。
特にHER2陽性患者にはアントラサイクリン系薬剤が使用される機会が多い。
一方、ER陰性、PgR陰性、HER2陰性のいわゆるトリプルネガティブ患者の治療には、アルキル化剤などDNA障害性を有する薬剤を使用するという主張もしばしば耳にするようになった。」
現在、わたくしの勤務する川崎幸病院では、術後補助化学療法(乳癌の手術後に再発を予防するためにおこなう抗癌剤治療)の必要な患者様に対しては、AC-T療法をおこなっております。
ACとは、Doxorubicin-Cyclophosphamide(ドキソルビシン、シクロフォスファミド)による治療方法です。原則として、3週間に1回の点滴を4回行います。
そして、AC-TのTはパクリタキセルやドセタキセルを使用しておこなう治療です。4月17日号のNew England Journal of Medicine誌に掲載された論文で、AC療法終了後に週一回のパクリタキセル投与を12週間継続することにより、従来よりも再発リスクを抑え、生存期間を延長する効果が示されたため、当院でも早速この方法を採用し行っております。
今月末に、聖マリアンナ医科大学放射線科の印牧義英先生を囲んでの乳癌の勉強会を、川崎幸病院医療スタッフ向けに企画しております。今、その前座としての準備を私もしているところです。
また、乳癌に関する最先端情報を入手して、みなさまへよりよい医療を提供していきたいと思っておりますラブ
今日は、ちょっと病棟がお忙しかったために、更新が遅れてしまいました。今も、もし救急車がいらっしゃると、更新ができなくなってしまうのであわててクリッククリックしています・・・たらーっ
それでは。 ピーポーが近づいてきましたので、また病院