第17回 日本乳がん学会総会において、イタリアの乳がんおよび乳腺外来に関する御報告があったので、お伝えします。

―Europian Institute of Oncology(EIO)での研修を踏まえてー
イタリアでは年間約32,000人(11人に1人)が乳がんに罹患し、他の欧米諸国同様に高い罹患率ではあるが、死亡率は1990年前後をピークに減少している。
1994年Umberto Veronesiを中心に設立されたEIOは、イタリアにおいて中心的役割を担っており、年間3,000例以上の乳がん手術を行っている。
EIOをはじめとするがん治療施設では集学的治療が実践されており、特にmedical oncologyに関してはヨーロッパの中で最も充実している。
一方、乳腺外科が独立した専門科となっている国は稀で、surgical oncologyが確立しているのも15%程度である。
婦人科(ドイツ、スイス、オーストリア)もしくはgeneral surgeryの専門課程を修了した外科医が乳がん手術を担っており、EUにおいても研修・専門医制度のありかたは、大きな課題である。
榎戸 克年先生、吉田 敦先生、森 美樹先生、小野田敏尚先生、梶浦 由香先生、矢形 寛先生、津川浩一郎先生、中村 清吾先生   聖路加国際病院 乳腺外科
角田 博子先生 聖路加国際病院 放射線科
“第17回 日本乳がん学会学術総会” 抄録集より抜粋引用

外国の状況を知ると、今後日本で起こるであろうという問題点が見えてくるようですね。
乳がんの患者様は日本においても今後、検診の普及によって増加し治療が必要な方が増えてくる可能性が高いのです。
ですから、一般外科医たちもどんどん勉強して、最新の乳がんに関する情報を知っていかなくてはいけません。
そして、消化器がん患者様の治療も、乳がん診療も幅広く担当できるようにしなければいけません。
今のままでは、日本の乳腺外来はパンク状態となってしまいます。
一般外科医たちももっともっと勉強して、乳がん患者様のために少しでもお役にたてるように、真剣に今後のことを御一緒に考えましょうね。
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