今日からは少し新たな試みをさせていただきます。
渡辺亨先生の英語力をお借りして、ザンクトガレン2009の英文と和文を読み解いていきたいと思います。
ザンクトガレンはご存じの方も多いと思いますが、スイスの都市名です。
2年に1回世界中の乳腺外科医たちが集まって、今後2年間の乳癌診療における大きな方針を会議で決定していきます。
私のような若輩者は、世界の先生たちを相手に英語で激論を交わすことができず、渡辺亨先生の和訳を読ませていただいて、勉強するのであります。
渡辺亨先生、いつもありがとうございます。

The 11th St.Gallen (Switzerland) expert consensus meeting on the primary treatment of early breast cancer in March 2009 maintained an emphasis on targeting adjuvant systemic therapies according to subgroups defined by predictive markers.
2009年3月に開催された早期乳がんの初期治療に関する第11回ザンクトガレン(スイス)専門家合意会議では、効果予測因子に基づいて特定しうる患者群に合わせた標的治療を術後療法に使用するという、2007年に提唱された考え方が引き続き重視された。
Any positive level of estrogen receptor(ER) expression is considered sufficient to justify the use of endocrine adjuvant therapy in almost all patients.
エストロゲン受容体(ER)がわずかでも陽性ならば、内分泌療法の使用を正当化する十分な根拠となる。
Overexpression or amplification of HER2 by standard criteria is an indication for anti-HER2 therapy for all but the very lowest risk invasive tumors.
標準的な基準によるHER2の過剰発現または増幅は、極めて低リスクの浸潤がんを除いて抗HER2治療の適応となる。
The corollary is that ER and HER2 must be reliably and accurately measured.
当然の結果として、ER、HER2測定は確実かつ正確に行われなければいけない。
“Thresholds for therapies: highlights of the St Gallen International Expert Consensus on the Primary Therapy of Early Breast Cancer 2009”
A. Goldhirsch , J.N. Ingle , R.D. Gelber , A.S. Coates , B. Thurlimann , H.-J. Senn and Panel members
Annals of Oncology Advance Access published June 17,2009
“治療閾(しきい)値:早期乳がんの初期治療に関するザンクトガレン国際専門家合意会議 2009”
日本語訳担当:NPO法人がん情報局翻訳部 渡辺亨、田原梨絵、渡辺露敏
よりそれぞれ引用

英語の論文と日本語の訳を並べながら、最新の情報を御一緒にめくっていきましょうね。
すぐに慣れますよ。
皆様も御一緒に、英語で乳がんに関する討論をできるようになりましょうね。
また明日からもブログの準備がわずかに大変になりますが、皆様と一緒に勉強していくスタンスはこれからも色々な形にエスカレートしていきますので、お付き合いの程よろしくお願い申し上げます。
それでは、そろそろお夕飯の時間です。
今日は救急車の音もあまり聞こえませんね。
どうか、世の中の皆様が静かに過ごせる夜でありますように。
↓今日は難しい英語を読ませていただけたので自然にまぶたが重くなって静かに眠れそうです!!でも頑張って勉強します!!って応援クリックをお願いいたします。 クリックで一人でも多くの方を乳がんのお悩みから救ってまいりましょう。みなさまの応援を、心より感謝申し上げます。
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