今日は、補完代替療法の危険性についての御報告です。

「患者に害悪が及ぶ可能性があり避けるべき補完代替療法(CAM)としては、
高度の食事制限
化学療法や放射線治療中の抗酸化サプリメント(コエンザイムQ10など)摂取
乳がん患者のイソフラボンや大豆の高用量摂取
抗凝固療法中の鍼治療やマッサージ療法
化学療法中におけるある種の漢方やセイントジョーンズワートの摂取
高用量のビタミンAやビタミンC療法
などが挙げられる。
アガリクス摂取による劇症肝炎のように、補完代替療法(CAM)には報告されていない重篤な有害事象が起こる可能性があり、安易に利用を勧めることがあってはならない。
また補完代替療法(CAM)を利用したいと希望する患者に対しては、科学的根拠をもとにその効果と安全性をしっかりと説明していく必要がある。
乳がん診療ガイドライン 薬物療法 2007年版 より抜粋引用」

といった内容が乳がん診療ガイドラインには記されております。
患者様の中には、一生懸命自分の信じた道を突き進む方がいらっしゃいます。
たとえそれが根拠のない医療だとしても・・です。
一種の宗教のようなものです。
自分が一度信じて歩み始めてしまうと、誰が何と言おうと聞く耳を持っていただけません。
それでも、私たち医師は真実を訴え続けないといけません。
さもないと、治せる病気が治せない状態に進んでいってしまうからです。
病院でつらい思いをされた方。
先生に「もう治らないからあきらめろ」と言われた方。
「つらい治療をするぐらいなら、死んだほうがましだ」と思っている方。
もう一度、他の病院の先生にもご相談してみてください。
病院は一軒だけではありません。
たくさんあります。
一軒だけの先生に聞いて、あきらめて、代替療法に向かっていってしまうのは早すぎます。
まずは標準的治療を、できるだけつらくない方法でおこなってくれる病院をみつけましょう。
代替療法は何がよいのか真剣に考えるように、どちらの病院の先生がよいのか、真剣に考えてください。
まずは標準治療を中心に、親身になって考えてくれる先生を探してください。
以上、代替療法でつらい涙を流している方へのご提案です。
一個人の意見として聞き流していただいても結構ですが、あなたのことをこころの底から心配している医者が世の中にはいることを、覚えておいてくださいね。
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