乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

乳がん骨転移の続き

2008年12月14日
196PV

骨転移に対するビスフォスフォネート製剤の使用方法についてです。

「乳がん骨転移に対するビスフォスフォネートの投与方法は、パミドロネートの場合1回90mgを2時間以上かけて、ゾレドロン酸の場合は1回4mgを15分以上かけて、3~4週毎に投与する。
またビスフォスフォネート単剤の有効性は示されていないため、化学療法またはホルモン療法を行いながら、ビスフォスフォネートを投与することが推奨される。
パミドロネートとゾレドロン酸の主な合併症は腎機能障害である。
また稀ではあるがビスフォスフォネート投与中の顎骨壊死の報告もみられるようになった。
以上より、ビスフォスフォネートは、乳がん溶骨性骨転移において、生存には寄与しないものの、骨合併症の頻度を減らし、その発症も遅らせる。
乳癌診療ガイドライン 2007 薬物療法」

昨日は、日本乳癌学会関東地方会の発表でした。
緩和ケアチームと乳がんの患者様との関わりについての御報告をしてきました。
まだまだ緩和ケアについて、ご存じない先生方もたくさんいらっしゃいましたので、私たちの病院内における緩和ケアの活動を通してこれからも一歩ずつ緩和ケアについての情報を広めていきたいなと思っています。
明日からまた新しい一週間が始まります。
今日は特別寒いですね。
暖かくしてお休みください。
また太陽は明日も私たちのために輝いてくれますよ。
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