サイコオンコロジー。
不思議な響きの言葉ですね。
サイコロジーは心理学。
サイカイアトリーは精神医学。
オンコロジーは腫瘍学。
サイコオンコロジーはこの3つを足した言葉で、精神腫瘍学を意味します。
がん患者さんの心のケアをおこなう専門家であるサイコオンコロジストの先生はまだ日本に数えるぐらいしかいらっしゃいません。
ですから、私たちがん治療医はがん患者さん達の心の動きを勉強し、理解し、どうしたら一緒に病気に立ち向かえるかを常に考え続けなければなりません。
最近、あらゆる学会においてサイコオンコロジストの先生が御講演下さいます。
今日は、第9回よこはま乳癌シンポジウムにおける国立病院機構九州がんセンター サイコオンコロジー科 部長 大島 彰先生の御講演から引用させていただいてお伝えします。

「がんの告知を受けたときの患者さんの心理的反応としては、まずその瞬間に頭の中が真っ白になってその後のお話がまったく耳に入らなくなってしまいます。
そして
自分を責めてしまったり、
御家族へ申し訳ないと思ってしまったり、
どんなふうにお子様に説明すれば良いのか分からなくなってしまったりします。
特に乳がん患者様においては、
術後1年以内の患者様の20-30%のかたが、
そして再発された患者様の40-50%が
適応障害や抑うつの症状がみられるというデータがあります。」

このように、今のご自分の病状を受け入れられず、気分が落ち込んでしまうことは、がんと闘っているかたにおいては、当然のことなのです。
ですから自分一人で抱え込んではいけません。
わたしたち医師や看護婦にどんどんご相談下さって結構です。
絶対に解決策がありますからね。
今日は初めて乃南アサさんという作家の方の本を購入しました。
死んでも忘れない (新潮文庫)”です。
電車の中で、ぐいぐい引き込まれてしまいました。
日常の中で次々と家族を襲ってくる出来事を通して、家族の本当の心のつながりとは何かを、考えさせられます。
すぐ身近で起こりそうな内容で少し背筋がぞっとする感じがありました。
乃南さんはとってもお話のまとめ方がきれいで、すごく心の暖まるお話でした。
しばらく乃南アサさんにはまってしまいそうです。
今日は0時ぎりぎりの更新です。
はらはらどきどきですね(^_^)v
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