乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

ホルモン療法 その4

2008年11月27日
240PV

ホルモン療法の4日目です。
またホルモン療法に戻ります。
よろしいでしょうか。

「―閉経後ホルモン療法についてー
<現在進行中の試験>
これまで報告されたランダム化比較試験結果では、すべての試験で健存率の改善がみられたが、IES(International Exemestane Study)試験以外では全生存を向上させるデータは得られていない。
今後の発表が待たれる試験では、
初回治療としてのエキセメスタンの意義を検討するTEAM(Tamoxifen Exemestane Adjuvant Multicenter)試験
初回治療でアロマターゼ阻害薬どうしを比較するMA.27試験(アナストロゾール vs エキセメスタン)
FACE(Femara vs Anastrozole Clinical Evaluation、レトロゾール vs アナストロゾール)試験
などがある。
<アロマターゼ阻害薬の副作用>
上記の臨床試験において、タモキシフェンやプラセボ(偽薬;yasuu注釈)と比較して、アロマターゼ阻害薬に多くみられた副作用は、関節痛・筋肉痛・骨折・骨粗鬆症などであり、一部の試験では血清コレステロールの上昇や心血管系副作用の増加であった。
タモキシフェンでは血栓塞栓症、ほてり、性器出血、子宮内膜異常などが多くみられた。
特集 乳がんの最前線 “早期乳がんの全身療法” 横浜労災病院 腫瘍内科 有岡 仁先生
予防医学 第49号(2007.12)」

副作用に注意しながらホルモン療法はおこなっていくことになりますが、やはりアロマターゼ阻害薬に特徴的なのは、関節痛でしょうか。
最近のデータでは、関節痛が出る方は、予防効果が高いという報告もでてきておりますので、一概に副作用がでたから中止!としない方が良いようです。
今から、緩和医療の研修会に行ってきます。
今日は、がん患者様の抑うつ、不安、パニック障害などについて知識を深めてきます。
がん患者様はどうしてもお一人になる時間帯には色々なことを考えてしまい、ついつい泣きたくなってしまうこともあると思います。
そういった時の心のケアについても、専門家のご意見をお聞きして、患者様にとって良い方法を見つけてさしあげないといけないですよね。
今週末の学会発表。
研修医の先生への手術の指導方法に関する内容です。
今朝、できあがったスライドを外科スタッフにプレゼンテーションしました。
いつも発表の際に心がけていることは、「すごいことを私たちはやっているんですよ」、ということを嫌味がないように、さりげなくアピールすることです。
でも楽しい要素も入れ込んで、日本全国の先生に私たちの病院の素敵なところをお見せしたいと考えています。
学会発表は緊張は少ししますが、わくわく感の方が強いんですよ。
学会発表のことを考えると武者ぶるいします (^_^)v
強がっているわけではありませんよ。
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