異型乳管過形成(atypical ductal hyperplasia;ADH) またまた出ました。難しい診断名が・・。
非常に乳腺の病気は奥が深く、いろいろな病態が存在します。
この異型乳管過形成は、定義としては「非浸潤性乳管癌の病理診断基準の一部を有するが、これを完全に満足していないもの」です。
つまり、この疾患はきわめて微小ながんである可能性もあり、確定診断のためには腫瘍切除生検が必要です。
異型乳管過形成は、乳腺症構成成分の一つで、異型小葉過形成(atypical lobular hyperplasia;ALH)とあわせて異型過形成 (atypical hyperplasia)と呼ばれます。
前癌病変または悪性良性の境界病変とされております。
異型過形成と診断された女性の約10%が、10-15年の間に浸潤性乳管癌を発症するとの報告もあり、厳重な経過観察が必要です。


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神奈川乳癌治療研究会では、乳腺のなやみをかかえている方のためにホームページにて乳腺の病気に関するご質問を受け付けています。日々、乳腺の診療にあたっている医師たちが協力してご質問にお答えしていますので、悩みを一人で抱え込まずに、ささいなことでもご質問を受け付けています。
今日は非常にかぜが強く、また最近はすこしずつ風邪も流行してきていますので、あわせてご注意くださいね。
みなさんにとって良い週末でありますように。